言葉を
前に出せない。
何だろう。
言いたいことは、すでに誰かが言ってたことなのかなとか考え出すとどんどん無口になっていく。
言いたいことはいくらでもあるのに、なんか言えなくなってる。
誰も私のことなんて知らないから好きに発言すればいいってのに。
酔えば勢いで何か言えるけど、醒めたあとを想像すると後悔しかないのではと思うと何も言えない。
つまらない。
あの自信はどこ行った?
あれは何だった?何だっけ。
繋がりたい人はいるけど、こちらの思い込みでしかなく片側通行だとわかってる。
もしかすると…?などと思い上がれる時もあれば、その逆もしっかりあって何が正しいのか、いや正しいって何なのかもうわからない。
あなたはどうなの?話したいの?興味ある?
ないと思うんだな、実際のところ。
そう思うからもう失語中なのだ。
名指しされれば、いや有り得ないから、もう先はないのだろうと思う。
みんなどこからくる自信で関わっていけるのか。
知りたいが、きっと臆病なのか、自信過多なのか、はたまたその真逆なのかわからないまま終わっていくのだろな。
笑顔
週一の母との会話。
いろんな事が起こって調子が悪くなってから、母の大切と思われる指輪たちを預かっている。
色々ありすぎてそのままになっていて、ちょくちょく気になってはいたが話す機会を失い続けてきた。
今日思い出せたので話せた。
いつでも必要なら持ってくるし、ちゃんと預かってるから。
必要なら換金してから現金でもいいよと。
母は以前の元気な頃のような笑顔で、もういいから、もうつけれない、貰って。売ってくれてもいいからと言った。
いや売ったりしないし、ちゃんと持ってるからいつでも言ってほしいとしか返せなかった。
立爪の大きめの綺麗な石のダイアモンドの指輪。
結婚してしばらく経ってから買ったダイアモンドの指輪は質は良いけど小さめだったから、父の仕事が上手く軌道に乗ってから(バブルもあるが)父の友人の奥さんが最近買ってもらい自慢していた事もあり、買い直した指環で、前のよりも随分大きめだった。父の小さなプライドもあったのかも知れない。
そして前の指輪のダイアモンドはリフォームして私のネックレスにしてくれた。
それから翡翠の指輪、真珠の指輪、ダイアの一文字(いかにも昭和)、ダイアがたくさんついた指輪だ。
どれも母のとっておきのもの。
それから大きなアクアマリンのシンプルな指輪。
これは特によくつけていたから思い出も多い。
晴れた明るい空の水色で、この色が好きで今年新調した数珠も同じように見える石のにした。
ほんとはこんな話書きたいわけじゃない。
今日、母と前みたいに話せたのが嬉しかった。
でも何だか嬉しいが少し悲しいような気もしてる。
お願い、長生きしてほしい。
ありがとう。
自意識
自意識か…。
20代半ばを思い起こす。
自意識とは言葉なんて知ったのは、つい最近なんだけど、それと一桁台の年の頃からずーっと戦ってたんだよな。みんなもそうなのかな。
いや、人のことはわからない。
20台半ば、虚しい恋愛を続けながらもその頃知り合った異性の中では珍しい存在があった。
(そう願っていただけの甘えだと後に気付く事になるのだけど。)
その人は他の人にはない程、セクシャルなものを感じさせないでいてくれた。少なくとも半年くらいは。
それに安心したのだった。
あまりこの事を、この人を思い出さないようにしている。何故なら命の恩人であるから。そして、その人に、最終的には応えられなかったから。
きっと傷つけてしまってであろうから。
いや、それは…思いあがりかも知れないし、そうであってほしい事だからだ。
なかなか直視できない事が詰まっているので目を逸らし続けてきた部分だ。このまま考えないようにして忘れてしまいたい事でもある。
謝る事しかきっとない。
今も年に2回くらい夢にみる。
気を紛らす方法を教えてくれてありがとう。
それからごめんなさい。
どうか許して。
心からの感謝と懺悔を死ぬまで手放さないし、抱きしめてお墓に入ります。(お墓があったらだけど)
最初の話(自意識)からそれてしまった。
でもここが一番の肝なのだ。
自意識の話はまたこんど。
全然
言葉が出てこない。
出てこないというよりかは、出てくるけど纏まらない。ひとつを書こうとすると、逆もあるし、またその他も出てくるしで答えは無数になってしまう。
高校時代の現国のテストでもそうだったと思い出した。それをとにかく無駄に真面目に書いてみた所、確かにそうだと型通りではないが間違ってないし何なら正しいのかもしれないと担当の教師は認めてくれたのは良かった。受験で点を取れるかは別として。
こういう心持ちになってしまうと、言葉を発するのが辛くて仕方なくなる。
たったその一瞬時のことしか表せない。
当たり前なのに。
歌
中学生になってから本屋に加えてレンタルビデオ屋さんにも週2くらいで通っていて、映画よりCDもあったので漁るように知らない好きなものを探していた。
ジャケット、歌の題名で選ぶしかないので気になるとどんどん手当たり次第に試していった。
自分の好みというものは、一様ではないと知った。
メインは太くあるけれど、真逆のものもあれば濃淡、気分でも違うから終わる事はないと知る。
それは今はどうでも良い。
15で見つけて飛び抜けて惹かれ、高校生になってライブにも行った。
それからどんどん派生してしまって今に至る。
特にその中の1曲は特別で今も多分いちばん大切な歌だ。
今でも聴くたびに
16の冬の地下鉄のホームの景色と
ツンとする鼻の痛みと
上手くいかなかったその後がしっかり去来する。
とてもナイーブな時期のナイーブな感情に戻される。
もう少し後にはあのナイーブさは消え失せてしまうから。
大切なことは誰にでも話さないし、教えないよね。
破る
1ヶ月守った1人昼アルコール禁止令を破ってしまった。簡単に。
別にそこまで切羽詰まった訳でもなく。
ダメ人間め。
嘘をつく
人の口は歪んでる。(事が多い)
そりゃそうだ。
真実をわかっていながら嘘をつき続けねばならないならそうなるかもしれない。
嘘をつくのは苦手だし、つき続ける事ができないから、同じような人としか続かない。