自意識
自意識か…。
20代半ばを思い起こす。
自意識とは言葉なんて知ったのは、つい最近なんだけど、それと一桁台の年の頃からずーっと戦ってたんだよな。みんなもそうなのかな。
いや、人のことはわからない。
20台半ば、虚しい恋愛を続けながらもその頃知り合った異性の中では珍しい存在があった。
(そう願っていただけの甘えだと後に気付く事になるのだけど。)
その人は他の人にはない程、セクシャルなものを感じさせないでいてくれた。少なくとも半年くらいは。
それに安心したのだった。
あまりこの事を、この人を思い出さないようにしている。何故なら命の恩人であるから。そして、その人に、最終的には応えられなかったから。
きっと傷つけてしまってであろうから。
いや、それは…思いあがりかも知れないし、そうであってほしい事だからだ。
なかなか直視できない事が詰まっているので目を逸らし続けてきた部分だ。このまま考えないようにして忘れてしまいたい事でもある。
謝る事しかきっとない。
今も年に2回くらい夢にみる。
気を紛らす方法を教えてくれてありがとう。
それからごめんなさい。
どうか許して。
心からの感謝と懺悔を死ぬまで手放さないし、抱きしめてお墓に入ります。(お墓があったらだけど)
最初の話(自意識)からそれてしまった。
でもここが一番の肝なのだ。
自意識の話はまたこんど。